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17-18シーズンはグランドトリック界ではかなり革新的な年とな各メーカーからグドトリックに特化した板も続々と発売されてますし、
グラトリの大会では初のスキー連盟公認の大会が奥美濃のホワイトピア高鷲にて開催され、かなりの盛り上がりも見せた様です。
これまでスキーと相対していたスノーボード、更にフラットバーンでのトリックを煙たがられていたグラトリが、漸く少しずつ認められてきた兆候ではないでしょうか?
そんな革新的な今シーズンにYONEXからデビューした新たな板があります。
その名もACHSE(アクセ)!
ACHSEとは?
日本のメーカーであるYONEXからデビューしたグランドトリック特化の板です。
「easy ride camber」と呼ばれる可変キャンバーを採用し取り回し易さを容易にし、両端にハリを持たせ、クロスカーボンリボン「※X-POPTIP」を搭載する事で反発力を向上、更にグラファイトソールで滑走性能をアップさせており、ランも安定するのでグラトリだけでなく、フリーラン、ジブでも使える板に仕上がった「グラトリ向けだけどオールラウンドにも使える板」です。
ライダーの声を取り入れる事で更なる高みを目指した新たなモデルです。
※18-19モデルでは更に反発力を向上させたmore X-POPTIPを採用しています。
購入した理由
私は某ショップで店員と友人にうまく丸め込まれ、まんまと購入しました。
最新の板で割引もないし、でも結構気になっていた板。
30分くらい悪魔の囁きを聞きながら悩んだ末、
で、購入した板です。
ちなみに試乗はしていません。でも好きなライダーさんが使用してるし、YONEXだから間違いなく良いモノではある!それを信じました。
毎度言いますが板の購入は勢いも大事です!
ACHSEのスペック
FLEX | 72(150cm) |
シェイプ | 可変キャンバー |
形状 | easy ride camber |
ソール素材 | ISO SPEED 7500 |
ソール底形状 | コンベックスソール |
特殊技術 | more x-poptip |
※スペックは18-19シーズンの物です。
センターのフレックスを柔らかくしていることでプレス時のスタイル出しを容易にしているが、その反面ノーズ、テールにはカーボンリボンを通す事でハリを持たせ、オーリー時の反発力を飛躍的に向上させる構造となっています。
ウェストはミッドワイドでカービングも安定する形状を実現しています。
ライダーは吉武大貴さん
モデルライダーは吉武大貴さんが担当されています。
グラトリ2017 吉武大貴 ACSHE【YONEX FlagUp DRASC】
超高反発による高さのある飛び系トリックと、センターフレックスの柔らかさを活かしたプレス系トリックはスタイル出しまくりの滑りはめちゃめちゃカッコいいです!
特にオープン360からのリバースがキッレキレ(上の動画にはないですが)
グラファイトソールとは?
※18-19モデルではISO SPEED 7500を採用し、グラファイトソールではなくなりました。グラフィック仕様になっており、赤と黄緑をアクセントにしてすごくカッコよく仕上がっています。
ソール面に炭素分子を練り込む事により、従来のソールよりも滑走中の摩擦による静電気の発生を抑えより高速なランを実現したソールです。
17-18モデルでは黒塗りに対し、片側の先は見た感じでダイカットによるソールとなっているっぽいので、使い込みによるダイカットの浮き出を気にする方は購入を控えた方が良いかもしれません、よっぽど大丈夫だと思いますが。
グラファイトソールの見た目の特長はソール面の色が全面黒いことです。しかし、黒い物全てがグラファイトソールではないので、このソールの板を選びたいって時はしっかりと下調べをしてから購入しましょう。
ちなみにグラファイトソールはしっかりホットワックスでのメンテしてあげないと、滑走性能がマイナスに働くソールらしく宝の持ち腐れになるらしいので(どんな板でもそうだろうけど)メンテに時間かけれない人は不向きです。
コンベックスソールを採用
ソールって単に平坦に作られているわけではなくて、ソールにも形状を組み込ませる技術もあります。ACHSEで採用されているコンベックスソールとは、ソールが船底のように中央が盛り上がっている形状をコンベックスと言います。
中央が盛り上がることで、トゥ、ヒールそれぞれに過重させた時に反対側のエッジが引っ掛かり辛くなり、より滑らかなターンを描けるようになります。
実際どの板もコンベックスは僅かながら入っているのですが、謳っている板の場合はコンベックスが普通よりも強めと思ってもらえれば良いです。
クロスカーボンリボン[more X-POPTIP]搭載
ACSHEに初採用されたX-POPTIPはノーズ、テールに20mm幅のカーボンリボンをX字に組み込むことにより、板中央のフレックスは柔らかく、両端のフレックス、トーションを硬めにし、スタイルが出しやすいけど「圧倒的な反発力」を生み出すことが出来る構造です。
試乗会で乗り比べをしてみましたが、正直軽くオーリーかけるだけでも硬めの板を使用した時と同じようなポップ感を味わえて飛び系が大好きな人にとってはマジでオススメしたいです。
更に18-19モデルではmore X-POPTIPを採用し、カーボンリボンを足元付近まで延長させることで、更なる反発力を実現しました。
私自信、試乗会で試しましたが昨シーズンモデルよりも軽い力で高さのあるノーリーを出すことができ、ACHSEの進化に驚きました。
ACHSEの乗り心地
まず言えるのは
「買ってよかったー!」
ってこの一言に尽きます!
私は147を購入し、以前は151の板に乗っていたのですが、それと比べてもフリーランでの滑走性能が劣る事なくかなり安定するように思えます。コンベックスソールとグラファイトのおかげなのかな?
そして何より驚いたのが反発力!
両端のクロスカーボンリボンにより軽い力でオーリー、ノーリーを踏み込むだけでもかなりの高さが出せちゃいます。
プレス系のトリックもセンターが柔らかめのフレックスになっている為、かなりやり易くなっています。
私自身プレスがかなり苦手なのですが、かなり踏み易く、余計な引っかかりも感じない滑りが出来ます。
もちろん以前が151の板なので取り回し易くなっているのは当然ですが、それを抜きにしても取り扱いやすい板だと思っています。
ACHSEのまとめ
初めてYONEXの板を使用したのですが、マジでおすすめ出来る一本です。
今まで板何本か乗ったことある人であれば、この板の良さがより分かると思います。
今季は更に飛び系を強化したい!でもプレスのスタイルもカッコよくしたい!
そんな人には特におすすめしたいです。
昨シーズンは人気ありまくりで早期にほぼ売り切れ状態となっていました。実際に使用している人の評価も高いので、今季も人気出る事間違いないでしょう。
それじゃあまた!